「LEARN LIKE A PRO 学び方の学び方」読了しました

今日も見にきてくださってありがとうございます。石川さんです。
久しぶりの更新です。

 「LEARN LIKE A PRO 学び方の学び方」バーバラ・オークレー/オラフ・シーヴェ/宮本喜一訳 アチーブメント出版を読了いたしました。

 ぼくは他の人と比べて読書量がまあまあ多い方じゃないかな、と思っています。ただ、最近は読み終わった本を見ても、ホントにこの本読んだんだっけ、という気持ちになることが増えてきました。このままではよくないなぁ、ということで読んだ書籍の記録も兼ねて感想などを書くことにしました。

 一番の収穫は、自分の学び方が結構ダメだった、ということがわかったという点ですね(笑)。もっとイケてると思っていたのですけど。内容は以下のような感じでしょうか。大きく分類すると、学習において考えなければいけない要素について、と、その取り組み方について述べられていたように思います。

 最初にポモドーロテクニックが紹介されていました。結構有名なテクニックなので、ご存知の方もいらっしゃると思います。25分間集中して、その後5分間休憩する、というサイクルを繰り返して勉強や仕事をするやり方です。集中して取り組むために必要なことを教えてもらえます。ちなみに、このポモドーロ、イタリア語でトマトのことだったのですね。

 次に行き詰まりを克服するという内容で集中モードと拡散モードについて教えてくれます。ぼくにとってはとても馴染みのある話でした。集中して考えたあとに、ふとひらめく、あの感じのことをわかりやすく教えてくれます。

 そして、学習の深さについて、教えてくれます。脳のシナプスが繋がっていく様と、その繋がりが太くなっていく様から、学習するということは脳の中のニューロンの結合を強く長くしていくことだ、というふうに教えてくれます。そしてその結合を強く長くしていく具体的な方法について教えてくれます。

 作業記憶という概念についても詳しく説明してくれています。最大限に活用する方法について具体的な方法が書かれており、その延長線上として、ノートの取り方について解説してくれています。「何よりも、肝心なことはノートをとることではない。大切な内容を頭に入れることだ」と言われて、目から鱗が落ちた気分です。

 記憶することについてもそのテクニックと重要性が述べられていました。ぼくはこの章を読むまでは、記憶することの重要性を軽んじていました。単に記憶するという概念にとどまらず、「内在化する」という表現でその重要性について語られていました。記憶することによって考える力の負担が軽くなり、より難しい概念について理解したり、問題を解決できるようになる、ということでした。言われてみれば当たり前のことなのですけど、そこまで掘り下げて考えていなかったので、ちょっぴりショックでした。

 ここまでが学習の要素なのかなぁ、というところなのですけど、これだけでもお腹いっぱいで、その後の取り組み方についてはまだ未消化です。何度も読み返して、いや、回収の実践をして、内在化したいと思う一冊でした。

 

“「LEARN LIKE A PRO 学び方の学び方」読了しました” への2件の返信

  1. 僕も読んで納得した一人です。
    例えば、自身でレポートを作成する時、一人でに手が動き、後で書かれた内容を頭で読むことが、多くて。 これは何だろうか。 と不思議に思っていたことがよくあったのですが、本書で解決しました。 その時の感動は今でも残っています。

    1. コメントありがとうございます。
      これを機に久しぶりにもう一度読み直してみます。

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